ヒトメタニューモウイルス感染症について知っておきたいこと
- 5月19日
- 読了時間: 4分
更新日:6月1日
春先から初夏にかけて、小さなお子さんを中心に流行することがある「ヒトメタニューモウイルス感染症(hMPV)」をご存じでしょうか?「熱が長引く」「咳がひどい」「ゼーゼーして苦しそう」といった症状で受診されるお子さんの中に、このウイルス感染症が含まれていることがあります。特に乳児では症状が強く出ることがあり、注意が必要です。今回は、ヒトメタニューモウイルス感染症について、保護者の方にもわかりやすく解説します。
ヒトメタニューモウイルス感染症とは?
ヒトメタニューモウイルスは、風邪の原因となるウイルスの一つです。主に乳幼児に感染し、1〜3歳頃までに多くのお子さんが経験するといわれています。感染すると、次のような症状がみられます。
発熱
鼻水
咳
痰
ゼーゼー(喘鳴)
呼吸が苦しそう
食欲低下
軽い風邪症状で済むこともありますが、気管支炎や肺炎を起こすこともあり、特に小さなお子さん(6か月未満)では注意が必要です。
RSウイルスとの違いは?
症状はRSウイルス感染症とよく似ています。特に、
咳が長引く
夜間に咳き込む
ゼーゼーする
呼吸が速い
といった症状がみられることがあります。気管支喘息などのお子さんでは、症状が悪化することもあります。
こんな症状があれば受診をおすすめします
次のような様子がある場合は、早めの受診をご検討ください。
熱が数日続いている
咳が強く眠れない
呼吸が速い、苦しそう
ゼーゼーしている
水分がとれない
顔色が悪い
元気がない
特に乳児では、急に状態が悪くなることもあります。「いつもの風邪と違うかも」と感じたら、お気軽にご相談ください。
ヒトメタニューモウイルスの検査について
当院では、必要に応じて迅速検査を行っています。ただし、すべての風邪症状で検査が必要になるわけではありません。お子さんの年齢や症状、流行状況などを踏まえて診察のうえ判断します。
治療は?
ヒトメタニューモウイルスに特効薬はなく、基本的には症状を和らげる治療(対症療法)を行います。以下のような治療が行われます。
発熱への対応
咳や痰を和らげる治療
喘鳴への吸入治療
水分摂取のサポート
お子さんの状態に合わせて治療します。呼吸状態が悪い場合には、入院が必要になることもあります。
ご家庭で気をつけたいこと
感染予防として、以下のことが大切です。
手洗い
咳エチケット
こまめな換気
また、熱が下がっても咳だけ長引くことがあります。眠れないほどの咳や、呼吸が苦しそうな様子があれば再度ご相談ください。
お子さんの咳・発熱で心配なときはご相談ください
「ただの風邪かな?」「ゼーゼーしていて心配…」そんな時は、お一人で悩まずにご相談ください。くわはらこどもクリニック公式サイトでは、WEB予約も受け付けています。
くわはらこどもクリニックでは、発熱のお子さんにも対応し、症状に応じて診察・検査・治療を行っています。地域のお子さんとご家族が安心して過ごせるよう、丁寧な診療を心がけています。
ヒトメタニューモウイルス感染症の予防と管理
ヒトメタニューモウイルス感染症は、特に乳幼児にとって注意が必要です。感染を予防するためには、日常生活の中でできることがいくつかあります。
手洗いの重要性
手洗いは、感染症予防の基本です。外出から帰ったときや、食事の前には必ず手を洗いましょう。石鹸を使って、しっかりと手を洗うことが大切です。
咳エチケットを守る
咳やくしゃみをする際は、ティッシュや肘で口を覆いましょう。周りの人への配慮が大切です。咳エチケットを守ることで、感染の拡大を防ぐことができます。
こまめな換気
室内の換気も重要です。特に、密閉された空間ではウイルスが広がりやすくなります。定期的に窓を開けて、新鮮な空気を取り入れましょう。
まとめ
ヒトメタニューモウイルス感染症は、特に小さなお子さんに影響を与えることがあります。症状が出た場合は、早めの受診をおすすめします。また、日常生活の中でできる予防策を実践することで、感染を防ぐことが可能です。
お子さんの健康を守るために、何か気になることがあれば、いつでもご相談ください。私たち、くわはらこどもクリニックは、地域の子どもたちの健康と成長を支えるために、全力でサポートいたします。
🏥福岡市西区下山門 くわはらこどもクリニック
