ヘルパンギーナについて
- せい子 藤沼
- 5月29日
- 読了時間: 2分
暑くなってくると増えてくる感染症のひとつに「ヘルパンギーナ」があります。特に 5歳以下の小さなお子さん に多く見られる、夏かぜの一種です。
🦠 原因はウイルス!
ヘルパンギーナは主に「コクサッキーウイルスA型」というウイルスによって引き起こされます。飛沫感染(咳やくしゃみ)や接触感染(おもちゃ、タオル)でうつることがあります。
🩺 どんな症状が出るの?
急な高熱(39℃前後)が出る(1〜3日ほど)
のどの奥に小さな水ぶくれや口内炎(これが痛くて食べづらいことがあります)
熱とともに ぐったりして食欲がなくなることも
※発疹や咳・鼻水は少なめなのが特徴です。
🔍 診断はどうやってするの?
診察では、のどの奥に小さな赤い水ぶくれ(潰瘍)があるかを確認します。検査をしなくても、典型的な症状がそろっていれば診断できます。
🛌 どうやって治すの?
ヘルパンギーナには 特効薬や抗生物質はありません。治療は「対症療法(症状を和らげる治療)」が中心になります。
熱が高ければ 解熱剤(座薬やドライシロップなど)
のどが痛くて食べにくいときは 水分をこまめに補給(経口補水液、麦茶、ゼリー飲料など)
🏠 おうちでのケアのポイント
👶 脱水に注意!
のどが痛くて飲んだり食べたりできないと、脱水になることがあります。→ 飲めていればOKですが、おしっこの回数が減ったり、ぐったりしていれば受診を!
🍧 冷たいものがオススメ
のどが痛いときは、アイスやゼリー、冷やしうどんなどが食べやすいです。
🛁 お風呂は元気があればOK
高熱が下がって元気なら入浴しても構いません。無理はしないで。
⏳ どのくらいで治るの?
ほとんどの場合、発熱は2〜4日で下がり、1週間ほどで元気になります。ただし、熱が長引く(4日以上)、食べられない、水分がとれない、けいれんが起きたなどがあれば、すぐに受診してください。
🧼 うつさないためにできること
手洗い・うがいをしっかり🧼
タオルやコップの共有はNG🚫
登園・登校は 熱が下がり、食事がとれるようになってから
ご不安なことがあれば、いつでもお気軽にご相談ください😊