手足口病って?【福岡市西区】くわはらこどもクリニック
- 5月29日
- 読了時間: 4分

こんにちは。くわはらこどもクリニックです。
毎年春から夏にかけて流行する「手足口病(てあしくちびょう)」は、乳幼児を中心によくみられる感染症です。
「手や足にブツブツが出てきた」「口の中が痛くてご飯を食べられない」「保育園で流行しているけど受診した方がいいの?」
このようなご相談をよくいただきます。
今回は、手足口病の原因や症状、治療法、ご家庭でのケアについてわかりやすく解説します。
手足口病とは?
手足口病は、主に乳幼児がかかるウイルス感染症です。
名前の通り、
手のひら
足の裏
口の中
に発疹(ぶつぶつ)や水ぶくれができることが特徴です。
毎年5〜8月頃に流行し、保育園や幼稚園などで集団発生することがあります。
手足口病の原因
手足口病は主に次のようなウイルスによって起こります。
コクサッキーウイルスA群
エンテロウイルス71(EV71)
同じ病名でも原因となるウイルスが複数あるため、一度かかっても再び感染することがあります。
どうやってうつるの?
感染経路は主に次の3つです。
飛沫感染
咳やくしゃみで感染します。
接触感染
おもちゃやドアノブなどを介して感染します。
糞口感染
便の中に排泄されたウイルスが手につき、口から感染します。
特に便の中には症状が治まった後も数週間にわたりウイルスが排泄されることがあります。
そのため、
おむつ交換後の手洗い
トイレ後の手洗い
が非常に重要です。
手足口病の症状
1.発熱
発熱することもありますが、高熱にならないことが多く、熱が出ても1〜2日程度で下がることがほとんどです。
2.発疹
特徴的な発疹が
手のひら
足の裏
指先
おしり
膝周囲
などに現れます。
小さな赤い発疹や水ぶくれとして見られます。
3.口内炎
口の中に痛みを伴う発疹や口内炎ができます。
この口内炎が最もつらい症状になることが多く、
食べられない
飲めない
機嫌が悪い
といった症状につながります。
手足口病の自然経過
ほとんどの場合、
発熱:1〜2日
発疹:3〜7日程度
口内炎:1週間前後
で自然に改善します。
通常は後遺症を残さず治癒します。
ただし、まれに
髄膜炎
脳炎
心筋炎
などの重い合併症を起こすことがあるため注意が必要です。
手足口病の治療
特効薬はありません
手足口病に対する特別な抗ウイルス薬はありません。
症状を和らげながら自然に治るのを待つ治療が中心となります。
必要に応じて
解熱鎮痛薬
脱水予防のための指導
などを行います。
ご家庭でできるホームケア
水分をしっかり摂る
口内炎が痛くて飲食を嫌がることがあります。
脱水予防のため、
麦茶
水
経口補水液
などを少しずつこまめに飲ませましょう。
刺激の少ない食事を選ぶ
おすすめ
ヨーグルト
プリン
ゼリー
豆腐
アイスクリーム
冷ましたうどん
避けたいもの
柑橘類
炭酸飲料
熱い食べ物
塩分の強い食事
無理に食べさせない
食欲が落ちても、水分が十分摂れていれば慌てる必要はありません。
まずは水分補給を優先しましょう。
こんな時は早めに受診してください
□ 水分がほとんど飲めない
□ おしっこの回数が減っている
□ ぐったりしている
□ 高熱が続く
□ 頭痛や嘔吐が強い
□ けいれんがあった
□ 呼びかけへの反応が悪い
これらは脱水や重症化のサインである可能性があります。
登園・登校はいつから?
手足口病は学校保健安全法上、出席停止期間は定められていません。
一般的には、
発熱がない
普段どおり食事や水分が摂れる
状態であれば登園・登校可能です。
ただし、園や学校ごとにルールが異なることがありますので確認してください。
福岡市西区で手足口病が心配な方はご相談ください
手足口病は多くの場合自然に治る病気ですが、
本当に手足口病なのか
脱水になっていないか
他の病気ではないか
を確認することは大切です。
特に乳幼児では、水分不足が進みやすく注意が必要です。
お子さまに
手や足の発疹
口内炎
発熱
食欲低下
などの症状がある場合は、お気軽にご相談ください。
🏥福岡市西区下山門 くわはらこどもクリニック
