子どもの便秘でお悩みの方へ 【福岡市西区】くわはらこどもクリニック
- 2 日前
- 読了時間: 3分
「うちの子、何日も便が出ていない…」「トイレを怖がって我慢してしまう…」
このようなお悩みで受診される方はとても多く、子どもの便秘は珍しいことではありません。しかし、放置すると悪化しやすいのが小児の便秘の特徴です。
今回は、小児科医の立場から
✔ 便秘の定義
✔ 診断と治療
✔ 放置するリスク
✔ ご家庭でできるケア
について、わかりやすく解説します。
■ 子どもの便秘とは?(定義)
医学的には、以下のような状態を「便秘」と考えます。
3日に1回未満しか排便がない
排便時に強くいきむ・痛がる
硬いコロコロ便が出る
便を我慢する様子がある
便が出きらず残っている感じ(残便感)
特に小児では👉 「回数」よりも「つらさ・排便の状態」が重要です
■ 便秘の診断
診断は主に以下で行います。
① 問診
排便回数
便の硬さ
トイレ習慣
食事内容
便を我慢していないか
② お腹の診察
便がたまっていないか確認
必要に応じてレントゲンなどを行うこともありますが、多くは診察と問診で判断可能です。
■ 子どもの便秘の治療
治療は大きく3つの柱です。
① 便をやわらかくする(最も重要)
便秘の子は「硬い便→痛い→我慢→さらに悪化」という悪循環に陥ります。
👉 そのため、まずは「痛くない排便」を作ることが最優先です
当院では、お子さんの状態に合わせて
酸化マグネシウム
浸透圧性下剤
刺激性下剤(必要時のみ)
などを適切に使用します。
② 便をためない習慣づくり
毎日同じ時間にトイレに座る(特に朝食後)
足がつく姿勢で排便(踏み台が有効)
③ 生活習慣の改善
水分をしっかりとる
食物繊維を意識する
朝ごはんをしっかり食べる
■ 便秘を放置するとどうなる?
「そのうち出るだろう」と様子を見るのは注意が必要です。
放置すると…
便がどんどん硬くなる
排便時の痛みが強くなる
便を我慢するクセがつく
便漏れ(漏便)が起こる
食欲低下・腹痛の原因になる
👉 結果として治療に時間がかかる“慢性便秘”に移行してしまいます
■ ご家庭でのホームケアのポイント
日常生活でできる対策もとても大切です。
◎ 良い習慣
朝食後にトイレに座る
足台を使ってしっかり踏ん張れる姿勢
水分をこまめにとる
◎ 注意点
無理にいきませない
叱らない(トイレトレーニング中は特に重要)
市販の下剤を自己判断で長期使用しない
👉 「出すこと」より「怖くない排便体験」を大切にしましょう
■ こんな場合は受診をおすすめします
3日以上排便がない状態が続く
排便時に強く痛がる
便を我慢する様子がある
お腹の張り・腹痛がある
市販薬で改善しない
👉 早めの対応で、スムーズに改善するケースが多いです
■ 大人(保護者)の便秘もご相談ください
当院ではお子さんだけでなく、
産後の便秘
慢性的な便秘
生活習慣による便秘
など、保護者の方の便秘治療にも対応しています。
お子さんの受診時に一緒にご相談いただくことも可能ですので、お気軽にお声かけください。
■ まとめ|便秘は早めの対応が大切です
子どもの便秘はとてもよくある症状ですが、適切な治療と習慣づくりでしっかり改善できます。
「まだ大丈夫かな?」と思う段階でも、ぜひ一度ご相談ください。

🏥福岡市西区下山門 くわはらこどもクリニック
