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おしらせ

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手のひらがびっしょり…それ、「原発性手掌多汗症(げんぱつせいしゅしょうたかんしょう)」かもしれません


手掌多汗症とは?

手のひらに汗をかきやすい体質のことを「原発性手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)」といいます。暑くもないのに手のひらがしっとりしていたり、紙が濡れて勉強しづらかったり、握手で気になることがある…そんなお悩みをもつ方は少なくありません。

日本では 約20人に1人 が多汗症の症状を持つといわれており、子どもだけでなく大人でも見られます。多くは思春期ごろに気づかれ、緊張やストレスなどがきっかけで汗が出やすくなりますが、体の構造や自律神経の働きが関係していると考えられています。


診断のポイント

次のような特徴があると「原発性手掌多汗症」が疑われます。

  • 手のひらの汗が6か月以上続いている

  • 左右の手に同じように汗が出る

  • 寝ている間は汗が止まる

  • 勉強・遊び・人との関わりで困る場面がある

問診と診察を中心に診断します。特別な検査が必要になることはまれです。


当クリニックでの治療

くわはらこどもクリニックでは、外用療法(塩化アルミニウム外用薬) を中心に治療を行っています。


◎ 外用療法とは

「塩化アルミニウム」という薬を手のひらに塗ることで、汗腺の出口を一時的にふさぎ、汗の量を減らす方法です。夜、寝る前に手のひらに塗って翌朝洗い流す、という使い方が一般的です。

最初のうちは刺激感(ピリピリ)が出ることがありますが、濃度や頻度を調整しながら続けることで、1~2週間ほどで効果が出てくることが多いです。継続することで汗が減り、手のしっとり感が軽くなります。


生活の工夫も大切に

  • 手をこまめに乾かす

  • 緊張する場面では深呼吸でリラックス

  • 手汗対策シートや吸水性のあるタオルを活用


外用療法とあわせて、生活の中でできる工夫も行うとより効果的です。


大人の方もご相談ください

手掌多汗症は 子どもだけでなく大人にも治療が可能 です。仕事中のパソコン操作や握手などで困っている方も多く、当院では年齢に関わらずご相談を受け付けています。


まとめ

手のひらの多汗症は「体質だから」とあきらめる必要はありません。手汗で日常生活に支障が出ているときは、早めに医師にご相談ください。外用療法で改善が期待できるケースが多く、学校生活やお仕事がずっと快適になります。

くわはらこどもクリニック

〒819-0052 福岡県福岡市西区下山門4-14-33

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